今日はギャグではない日記。
おおっと、きさらってヒトの日記でツッコミが来たのでツッコミ返し(笑)。>核保有して日本をつけねらってる国があるのに日本は核を持たないなんて、悠長なこと言ってられないのでわ? っていうけど、「みんながやってるから、自分もやる」という姿勢自体が危険なんじゃないかな?今まで日本は核を保有してなくても、保有している国よりもある程度平和にやってきていたのは、押しつけられたモノとは言えやっぱりあの「戦争放棄」っていう憲法があったからだと思うんだよね。そういうすばらしいモノを、「まわりから攻撃されるから」という理由で「戦争できる国」に変えてしまうっていうのは、いかがなもんだろう。
「攻撃されたらどうするんだ」という意見もあるけど、世界中の国をいっぺんに変えるのはムリだろう。でもせっかく平和憲法を持ってるのに、自ら他の国といっしょになって戦争する国にしちゃうというのはどうかな?少しずつ全体を変えていかないで、真の平和は訪れないでしょ。>撃つ気満々で拳銃を突き付けられているのに、へらへら笑いながら「こっちは拳銃もってないっすよ~、へへへ」なんて言ってられる? 逆に相手が撃つ気満々なら、こっちも銃をかまえて撃ち合っちゃダメでしょ。人間なんだから、努力すれば通じ合うことができるはず。初めからあきらめて「相手には言葉が通じないから殺す」「自分に合わないから切り捨てる」という考えを持つのは非常に危険なことだ。それは国同士でなく、個人同士でも当てはまることだよ。
最近、職場の同僚で会社をやめてしまった人がいるんだけど、その原因の一つがやっぱり人間関係なんだよね。同僚は仕事を要領よくやるほうではなかったんだけど、リーダーも初めからあきらめて「なんでこんなことができないんだ」と攻めてばかりいたんだ。これもちがうでしょ。「なぜできない」と攻めることはまったく建設的ではないよね。そんなこと(攻めること)に時間を費やすよりも、「こういうやり方でやってみたら早く仕事ができるよ」という提案をしてあげるのがリーダーの役割でしょう。それを行わなかったリーダーも悪いところがあるし、逆に「どういうふうにやったらいいか」という質問をしなかった同僚も悪いところがあると思うんだ。お互い歯車がかみ合わなかったから人間関係が破綻してしまったわけだ。
何も当事者同士が悪いわけではなくて、その状況を作り出してしまったまわりにも原因があると思う。もちろんボクもだ。一対一のやりとりだけで解決できないときは、まわりが支えてあげないといけない。
核についてもそうだ。「日本は核を持っていない」ということはまわりの国もわかっているわけだから、もし核を使って日本を脅かす国が出てきたとしても、まわりの国が知らんぷりすることは考えにくい。アメリカなんかは特に首を突っ込みたがるからね(笑)。日本のそういう姿勢を見て、また日本人がまわりの国に訴えることによって世界中が変わっていくかも知れない。それを「攻撃されるかも知れないから」ということでくずしてしまうのはまずいよね。
「それはあくまで理想でしょ」というヒトもいるかも知れないけど、「理想」=「現実にはならない」と思ってしまうのは悲しいことだよ。みんな「理想」っていうことは理解しているわけだから、ちょっとだけ努力すればいいだけ。何も無防備になれと言っているわけじゃない。他にも平和的に解決する方法がある、ということ。人間なんだから、アタマを使おうよ。
(1999/10/31 00:00:00 更新)