中国人が書く文章は、日本語の体裁をしているけど、どこかおかしい。
これが納品物件だったりするので、全部ボクが修正していたんだよね。
さすがに繰り返し不自然な日本語を修正するだけのカンタンなお仕事をしたくないので、試行錯誤している。
中国人たちは、特に格助詞の「は」と「が」などを良く間違う。
例えば、「OK ボタンを押して、エラーは発生します」とか。
正しくは「OK ボタンを押すと、エラーが発生します」で、この場合は「が」が自然だ。
日本人は「は」と「が」の区別はほとんどの人が自然にできているんだけど、理由を問われると説明できない。
「山田さんはプログラマです」と「山田さんがプログラマです」の違いは、ほぼすべての日本人が理解する。
前者は山田さんの職業を紹介している文章だし、後者は「誰がプログラマですか?」の答えの文章だ。
つまり、「は」のほうが単文としては自然だ。
しかし、これは中国人にとって区別しにくい。
いくつかのサイトを調べていると、2 つのパターンで覚えてもらうのが良いことがわかった。
1. 主語 + 「は/が」 + 名詞 の場合は、一般的には「は」。強調したり別の意味を持たせる時は「が」。
2. 主語 + 「は/が」 + 動詞 の場合は、一般的には「が」。強調したり別の意味を持たせる時は「は」。
プログラム関係の文章では、動詞が後ろに来ることが多いので、職場の中国人たちには「が」にしておけば間違いはない、と教えておいた。
○エラーが発生する ×エラーは発生する
○画面が表示される ×画面は表示される
こんな感じ。
これとは別に、能動態と受動態の問題もあるが、これはまた別の機会に。
疲れた…。
(2013/12/01 23:38:40 更新)