今日は締め処理だ。
ファン課長とグレイが何か話をしていて、ボクを呼んだ。
ファン課長は「新人クンのケータイ番号教えてくれ」と言ってきたので、ボクが勝手に教えるのはマズいと思って「一応本人に確認します」と言ったんだよね。
そしたらグレイが「何言うとんのや。課長が聞いとんのやからはよ教えや」と怒り出した。
(゚Д゚)ハァ?
ばぐ「いや、ですから一応いま本人に確認しますよ」
グレイ「緊急なんやから知ってるなら教えや、と言うとんのや!」
ばぐ「ええ、だから私のほうから連絡してですね」
グレイ「それじゃ遅い、言うとんのや!」
ばぐ「ですが、プライバシーの問題もありますし」
グレイ「何がプライバシーや! 業務上必要なんやから教えや! 社会人として問題あるんちゃうんか」
いきなりなぜこの人は怒っているのか、わけがわからないのでファン課長に「とりあえず私から連絡します」と言ってその場を去る。
けっきょく新人クンは電波の届かない場所にいるらしいので連絡は取れなかったんだけど、何でボクが怒られなくちゃならないんだ?
いくら業務で必要だからって他人のプライバシーを勝手に教えるのは問題あるだろう。
だから自分が新人クンに連絡して、新人クンのほうから課長に連絡してもらえばいいと思ったんだが。
このまま怒られっぱなしじゃ納得いかないので、グレイに話し合いを依頼する。
ばぐ「先ほどの件なんですが、私の対応は何か問題があったのでしょうか?」
グレイ「状況判断がなってない。TPO をわきまえーや」
ばぐ「状況判断?」
グレイ「キミの言いたいことはようわかる。いくら業務でもプライバシーは守らなあかんね。ただ、あの状況で『プライバシー』なんて言葉を出してきたら誰でも怒るわ」
ばぐ「はぁ? あの状況とは?」
グレイ「新人の締め処理の連絡がされてなくて、緊急に連絡を取らなあかんときにプライバシーなんてたいそうなこと言いおって」
ばぐ「いや、私はその状況は知りませんでした」
グレイ「だからあかんて言うのや」
ばぐ「はぁ」
グレイ「だれもケータイ番号教えーなんて言うとらんし」
ばぐ「いやいや、教えろって言われたんでそういう話になったんですが」
グレイ「言うとらんよ。ちーっとも言うとらん」
言った言わないになりそうだったんで、結論だけ聞いてみた。
ばぐ「けっきょくのところ、私の対応には問題はないが、言った言葉が悪かったということですね?」
グレイ「そうや」
ばぐ「それならそう言ってくれればいいじゃないですか」
グレイ「あぁ? そんなんいちいち説明せなあかんのか」
ばぐ「でも現に私にはわかりませんでしたし」
グレイ「だからその場で叱ったんやないか」
ばぐ「怒る必要はないでしょう。説明してくれれば」
グレイ「あぁ? あんたけっきょく何が言いたいんや」
なんでこの人はこんなに怒りっぽいんだろう…。
もう原因はわかったからいいや、と思った。
ばぐ「じゃあわかりました。私の言い方が悪かったということですね」
グレイ「そうや」
ばぐ「それじゃ、わざわざ説明していただいてすいませんでした」
グレイ「うむ」
ということで、けっきょくのところグレイは「ボクのセリフに頭に来たので、怒鳴りつけた」ということらしい。
やれやれ、もっと管理職には寛容な心が欲しいですなぁ。
今日は疲れた…。
(2004/05/21 00:00:00 更新)