公害認定の検査があるので、足立区役所へ。
バスに乗って行くのだが、バス停でボクの目の前でタバコを吸っているヤツがいる。
バスの列に並んでいるので、逃げようにもどうしようもない。
そもそもココは喫煙禁止だ。
低姿勢でやめてもらうようお願いしてみたが、「シラネーヨ」と繰り返してやめようとしない。
自分は喘息で苦しいし、やめて欲しいとお願いし続けた。
しつこく言ったらヤツはようやくタバコを道ばたに捨てたが、しばらく文句を言っていた。
ボクはタバコをやめてもらえばそれで良いんだが、相手はこんなことを言い続けていた。
「自分は税金を足立区に払っている」
「喫煙禁止区域なんて知らない」
「喫煙所なんて意味がわからない。どこで吸おうが勝手だろう」
「ホントにやめさせたきゃ駅を出るところでタバコを取り上げればいい」
「病弱なヤツがいるから迷惑だ」
「吸わないヤツがいるから迷惑だ」
「まわりに迷惑になるからタバコの注意なんかするな」
こんなことをずっと言っていた。
やっぱり喫煙者はこんな程度の人が多いのかな…。
いろいろ言ってきたので、ボクも質問してみた。
「なぜそこまで言うのに、電車内やバスの車内では吸わないのか?」
すると、「そこは禁止されているから」だそうだ。
う~ん、喫煙禁止区域は禁止じゃないのか?
聞いたら、「シラネーヨ」。
それから、「子どものころ、学校でルールは守れと教わらなかったか?」と聞いてみた。
「そんなこともあったな」と、なぜか感慨深げにしていた。
何かイヤな思い出でもあったんだろうか。
この喫煙者は、足立区役所前のバス停で降り、すぐにタバコに火を付けていた。
ガマンできないらしい。
本来この喫煙者は科料を徴収されなきゃならないのに、区の職員の取り締まりがないせいで免れている。
とりあえず区役所に行ったついでに、区民課の担当者に苦情を伝えておいた。
担当者によると、どうもパトロールをしている職員は、全部で 6 名程度らしい。
4 月には 10 名体制になるらしいが、その程度の人数では取り締まりは厳しいだろう。
現状の問題として、マナーを守っている喫煙者は締め付けられ、マナーが悪い喫煙者だけがのさばっているという状態は問題だろう。
マナーの良い喫煙者よりも、今回のような悪質な喫煙者を取り締まるべきだ。
喫煙者のまわりで注意ができない人は大勢いる。
町を歩いていると、歩きタバコを嫌がって猛スピードで追い越す人もちらほら見かける。
このような環境では、喫煙者が自分でマナー違反に気づくのも難しいだろう。
やはり全体的な喫煙マナーの問題を解決するには、タバコの増税が一番効果があると思う。
高度経済成長期の、喫煙がステータスの時代はもう終わったのだ。
4 月から JR も全面禁煙になることだし、喫煙者はそろそろほかの楽しみを見つけたほうが良いと思う。
次のサイトからタバコ税の増税賛成署名ができるので、賛同できる人はどうぞ。
→日本のタバコは安すぎる