あるお菓子屋に、現地の人たちが並んでいる。
きっとおいしいお店なんだろうと思って、ボクらもそこでお菓子を買ってみた。
1 ディナール(約 70.7 円)で買えるだけくれと言ってみたら、たくさん入れてくれた。
安い。
それから、ネネがチュニックという服が欲しいというので、良さそうなお店に入ってみる。
チュニジアでは、値札がないものは交渉次第という話を聞いていたので、値切り交渉してみた。
はじめ店のオヤジに値段を聞いても、「Good price」としか言わない。
いくらだよ。
何度も聞くと、55 ディナール(約 3,888 円)だと言う。
日本で似たようなものを買ってもだいたい 1,000 円~ 2,000 円くらいが妥当だろう。
そこで、高いからもっと下げてよ、と言うと、今度は 45 ディナール(約 3,181 円)になった。
いやいや、それでも高いよ、と交渉。
すると、いくらなら良いのかと聞いてきた。
20 ディナール(約 1,414 円)と回答。
すると今度は 38 ディナール(約 2,686 円)だと言う。
ばぐ「いやいや 20 ディナールじゃないなら要らないよ」
オヤジ「これは手縫いだよ。30 ディナール(約 2,121 円)が限界だよ」
ばぐ「そうか、じゃあまたね」
オヤジ「わかったわかった、持ってけ泥棒。21 ディナール(約 1,485 円)ならどうだ」
ばぐ「OK、20.5 ディナール(約 1,449 円)で買うよ!」
オヤジはしぶしぶその値段が売ってくれた。
最後に「この人ヤクザだね」と言われてしまった。
ヤクザを知ってることにオドロキ。