タクシーの運ちゃんにたのんで、駅の近くにあったサンドイッチ屋に寄ってもらう。
そこでチキンとパンを買おう。
お店の人には英語は通じないので、運ちゃんにお願いして買ってもらう。
ありがとう、親切な運ちゃん。
チップははずんでおくよ。
さて、ホテルにもどってランチだ。
さっそく買ったチキンを食べよう。
チキンの包みを開けると…でかっ!
なんと 1 羽丸ごと入っていた。
買ったときには気づかなかったが、サラダとポテトも付いている。
一人前だと言っていたが、こっちの人はこんなに食べるのかなぁ…。
パンもデカい。
パンは中が空洞になっていて、この中に肉や野菜をはさんで食べるのだ。
パンはけっきょく二人では食べきれなかった。
でも肉も芋も野菜もがんばって食べたよ。
夕方になって涼しくなったので、ホテルの裏にある廃墟に行ってみよう。
どうやって行くのか良くわからないので適当に歩いていたら、ちょうどホテルのフロントにいたおじさんに出会った。
このおじさんは強面だが、やたらと「コニチワ」「サヨナラ」「アリガト」と日本語で挨拶してくるのがおもしろい。
別に日本語が話せるわけではないんだけど、英語でいろいろ教えてくれる。
廃墟へ行きたいと言うと、ホテルの入口から出なくても、裏から行けると教えてくれた。
ここタメルザ・パラスには、日本の俳優が泊まったことも教えてくれた。
どうやら高倉健が泊まったことがあるらしい。
フロントのおじさんには疑問があるらしく、質問をしてきた。
「タカクラ」と「ケン」のどっちが名前なのか。
「ケン・タカクラ」なのか、「タカクラ・ケン」なのか。
日本人の名前は良くわからないと言う。
どっちの呼び方でも良いけど、ファーストネームは「ケン」のほうだ、と教えておいた。