4WD を半日チャーターして、観光地巡りをしてみよう。
ホテルのフロントに頼んでみる。
あまり英会話は得意ではないので、サルコジ似のフロントにはなかなか伝わらない。
ガイドブックを見せたりジェスチャーしたりして、何とかチャーターを頼むことができた。
まず立ち寄ったシェビカの村はハイキングコースになっていて、山あり谷ありのコースを進んでいく。
岩を登ったり降りたり、川も流れていて、登り切るとそこは絶景だ。
目に入る風景は、まるでゲームのよう。
かなりの絶壁もあるが、柵はない。
高所恐怖症の人にはオススメできないな。
コースを進んでいくと、おみやげを売っている人たちが並んでいる。
やたら声をかけてくるのがかなりウザイ。
「コニチワ! 1 ディナール」(チュニジアの通貨単位はチュニジア・ディナール)。
「アリガト! 1 ディナール」
と言って化石などを見せてくる。
中には「ハロー! マイフレンド」と馴れ馴れしくしてくる男たちがいて、ちょっとイヤな感じだった。
ドラクエ 3 の「おお、私の友だち!」と言う商人を思い出したよ。
おみやげ屋の中で、子供たちが売り子をやっている。
そして、かなり強引なやり方でアクセサリを売りつけてくる。
ボクの、肩から提げているカバンにアクセサリを載せてきた。
「プリーズ 1 ディナール」
いやいや、買ってないぞ。
要らないから返そうとすると、今度は受け取らない。
何回言っても聞かないので、強引につき返して逃げた。
子供だから商売のやり方は知らないんだろうけど、押し売りはイヤだね。
別のおみやげ屋に、アンモナイトの化石があった。
値札には 1 ディナール(約 70.7 円)と書いてある。
その中にきれいなものがあったので、1 ディナールなら買ってみよう。
そう思ってお店のオヤジに 1 ディナールを渡そうとすると、「それは 5 ディナールだよ」。
オヤジ、値上げしやがった。
「じゃあ要らない」と言ってその場を離れようとすると、「じゃあ、3 ディナールにするよ」。
さらに交渉すると「2 ディナール」「1.5 ディナール」と下がってきた。
けっきょく最初の 1 ディナールで購入。
勝った。
シェビカの次に、タメルザのグランド・カスカドという滝へ。
ここでも強引な押し売りがいた。
ココはこういうやり方で儲けようとする人が多いのかなぁ。
次に行ったミデスは渓谷で、ここも絶景。
観光客も少なくて、ガランとしていた。
チャーターがタイムアウトになってしまったので、次のホテルに移動だ。